求人倍率1年5カ月ぶり悪化

厚生労働省が31日発表した、求職者1人に対する求人数を示す4月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0・02ポイント低下の0・61倍となり、17カ月(1年5カ月)ぶりに悪化した。東日本大震災の影響で、宮城県の新規求職者数が前月の約2・4倍になるなど被災地で職を求める人が急増。一方、求人数は大幅に不足しており、雇用情勢の悪化につながった。総務省が同日発表した4月の完全失業率も6カ月ぶりに悪化した。