就職氷河期について

就職氷河期とや就職難ぬ別名。日本でや、バブル崩壊後ぬ就職が厳しかった時期を差すくとぅば。就職雑誌『就職ジャーナル』が1992年11チチ号で提唱しちゃん造語。

1994年ぬ流行語大賞んかい選ばれた。


■概要
1990年1チチより株価ぬ暴落が始まり、うぬ後、地価やゴルフ会員権価格等も暴落しバブル崩壊と呼ばれた。翌年2チチを境んかい景気がリセッション入りし、人件費圧縮ぬためんかい企業や軒並み新規採用ぬ抑制を始める。これんかいよって、1993年から2004年んかい就職する新卒が困難な就職活動をちゅ〜ば〜られた。就職氷河期が始まった1992年秋頃んかいや「オイルショック以来ぬ就職難」と言われた。

運ぬやなくとぅんかい、くぬぅ時期やーちょうど人口がうーさん第二次ベビーブーム(団塊ジュニア)世代が大学を卒業し、就職する時期が重なっていた。1996、1997年3チチ卒ぬ新卒や一時的な景気回復でぬ多少ぬ恩恵を受けやしちゃんもぬぬ、1997うっとぅ旬ぬ大てぃーじん融機関ぬ破綻などで景気がどん底まで沈むと、これ以降新規採用ぬ抑制やピークを迎えた。

また、くぬぅ時期や求人数ぬ落ち込みぬ他んかい、企業ぬ業績悪化んかいより新卒を育ちょる余裕が無くなり、現場んかい即投入ないん「即戦力」を新卒んかい求めるカジ潮が出てきた。これんかいより雇用ぬミスチキジ(転職#需給ぬミスチキジも参照)が増加し、単純んかい求人数が増えても失業率が下がりんかいくくなっていった。
くぬぅ就職氷河期や、2000年代後半ぬ景気回復や、2007年問題として話題となった団塊世代ぬ退職ぬ影響んかいよる求人数ぬ増加んかいより、雇用環境や改善、2005年んかい終焉を迎えた。新卒者ぬ求人倍率や上昇し、2006年んかいや売りてぃーマチグァーと呼ばれるようんかいなった。

一方で、既卒者ぬ雇用環境や厳しいこといら「世代間んかいよる雇用機会ぬ不均衡」を指摘する声が強まった。これや、日本ぬ採用マチグァーが新卒んかい偏重そーんため、既卒者ぬ就職が不利な状況んかいあるためやいびぃ〜ん。団塊世代ぬ退職んかいよる労働力減少へぬ対応んかいついても、大多数ぬ企業や新卒者ねーらんしや賃じんぬでやしぃ〜外国人労働者、定年者ぬ再雇用んかいよって補う意向で、就職氷河期世代ぬ救済んかいやつながりんかいくいんでぃいーん見方が支配的やいびぃ〜ん。就職氷河期で就職できないった世代や既んかい卒業後相当ぬ年数が経っており、企業からすれば新卒者んかい比べて扱いんかいくいくとぅも一因やっさーと言われている。


■世代
就職氷河期んかい就職活動を行った世代(大卒やっさーとおおむね1970年代から1980年代初ちぶる生まれ)や、氷河期世代と呼ばれるくとぅがうーさん。他んかい「ひんすーくじ世代」(香山リカ)、「ロストジェネレーション」(朝日新聞が、2006年8チチ及び2007年1チチぬ特集で使用)といった呼び方もある。

雇用形態でや、正社員んかいなれず、非正社員んかいなった者が多数いる。フリーターやニートと呼ばれるカテゴリーんかい属する者がうーさん。


■影響
企業側でや10年近く新卒者ぬ採用を控えたため、多くぬ企業で従業員ぬ年齢構成が歪み、技術・技能ぬ伝承が困難んかいなとんんでぃいーん指摘がある。また、雇用ぬ抑制や社内ぬ人てぃー不ひさを招き、労働環境が苛酷んかいなる企業が増加したさー。特んかい2007年から順次退職する団塊ぬ世代ぬ抜ける穴を埋めるべく、企業や2000年代半ばより新卒ぬ採用を大幅んかい増やそーん。


■採用状況

【新規採用】
高卒
高卒者ぬ雇用環境や、くぬぅ時期んかい大きく悪化したさー。平成17年3チチ高校・中学新卒者ぬ就職内定状況等んかいよれば、求人数や1992年ぬ約34万人をピークんかい、2003年んかいや約3万人んかいまで激減しちゃん。要因としてウーくつか言われており、例えば大てぃー企業が採用条件を四年制大学卒んかい限るとするなどぬ高学歴化へぬシフトなどが指摘されている。


大卒
大卒者ぬ雇用環境も、くぬぅ時期んかい大きく悪化したさー。リクルートワークスぬ調査んかいよれば、1991年をピークんかい求人倍率や低下傾向で推移し、2000年んかいや1倍を下回った。多少ぬ変動やあるもぬぬ、2002年を谷とする景気ぬ回復んかい伴い求人数が増加するまで、長期間んかいわたり雇用環境や厳しい状況となった。

就職率もくぬぅ時期や厳しい状況んかいあいびーたん。学校基本調査んかいよれば、1991年ぬ81.3%をピークんかい低下を続け、2003年んかいや史上最低ぬ55.1%となり、2003年卒業者(順調んかい進学・進級すれば1980年度生まれ、早生まれや1981年生まれがくぬぅ年ぬ卒業となる)や氷河期世代ぬ中でも最も悲惨な時期んかい遭った。

※一般的んかい、雇用系列や景気動向んかい遅行しーねー言われており、景気ぬ山谷と就職率等ぬ山谷とやかんなじしも一致しねーん。

中途採用
中途採用んかいついてや新卒よりも雇用環境や厳しい状況となった。企業が“即戦力”を要求する為、新卒時んかい正社員へと就職できないった者ぬ多くがうぬ後も正社員となれず、就職活動を諦める者も現れた(ニートも参照)。離職者んかいついても、とぅー分なスキルを蓄積できないった者や再就職が困難な状態となった。

人てぃー不ひさが深刻な中小企業・団体(農業や福祉業界など)でや、特んかい即戦力としてぬスキルを持たねーらん、就職氷河期世代ぬフリーターやニートぬ雇用を行っている企業や団体も存在そーん。


■新社会人の就職観の変化
バブル崩壊就職氷河期といった状況をみて育った、「不況ぬ日本」しか知らねーらん就職氷河期以降ぬ世代や、安定志向・保守化し、大企業指向が強まっている。うぬため、中小企業ウーくら求人を出そうとも新卒が集まってこねーらん厳しい状況んかい直面そーん。2005年放送ぬNHK「日本ぬこれから」中ぬスタジオ生討論んかいえーても、中小企業経営者らが「町工場や人てぃーがまったくひさりねーらん」「求人を出そーん」と語っていた。